竹香

文章を書く練習

清少納言を求めて、フィンランドから京都へ

最近読んだ本がすごくおもしろかった。

というのも、あまり最近本を読み進めることができず中断してしまった本が何個もある中で、この本はとても面白すぎて、読み進めるのがもったいなくて章ごとに読み進めている。

結末がざっくりわかっている定形の小説のように、がーっと読み進めたくない、そういう気持ちになる。だって、これは本当に大事に書かれた本だってわかるから。

なんでそういう気持ちになるかというと、一方的な推し活の気持ちは十分にわかるし、彼女が熱量をここまでもって10年以上ずっと一緒に生きてきたことも十二分に感じることができるから。

同志のブログを読んでいるかのようなそんな気持ち。

末延弘子さんの翻訳がフラットな言葉で書かれてるからぐんぐん入ってきて、だからかこんなに嬉しくなったりするんだろな。

すごくおもしろかった。また読みたい。